消費税１０％増えれば流通業界は大打撃になる

百貨店やスーパーなど９月度売上高（速報値）の公表が始まり、

前年度同月比を見るとマイナスのオンパレードで、

９月に入っても消費はまったく回復していないことがはっきりしました。


大丸松坂屋やそごう、西武の８月度売上高は、前年比プラスでしたが、

９月は再び減少に逆戻りしています。

ここへきて消費を手控える動きが顕著になっています。

消費増税の影響を受けた４月と同じような雰囲気が漂いました。

野菜や肉、生活雑貨などを扱うスーパーのユニーや、

ドラッグストアのカワチ薬品、かっぱ寿司で知られるカッパクリエイトなど、

庶民生活を支える小売業も軒並み前年割れとなりました。

通販のニッセンは、１７．５％減少です。

１０月２日に決算発表しました。セブン＆アイＨＤの村田社長も、

前回の消費増税と比べ売り上げの戻りが遅いと嘆いていました。

第一生命経済研究所主席エコノミストの熊野氏はこう言います。

８月の家計調査によると消費支出は４．７％減小でした。

消費増税や円安進行による輸入物価の上昇に賃金アップが、

追いつかず実質賃金は１４ヶ月連続の減少です。

今後も消費が上向くとは言えません。

つづき

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